飼い主を噛む

飼い主を噛むことは、子犬のときと成犬になってからでは噛み付く原因が違ってきます。子犬の際には、歯の生えかわりの時期、歯が生えてくるときには人間の赤ちゃんと一緒で、歯ぐきがかゆかくて、かんでくることがあるので、その場合には犬用のガムを与えてあげて下さい。

子犬にかまれたら、しつけ(幼い頃に正しくしつけてもらえなかったために、大人になってから苦労する人も少なくありません)のチャンスだと思って、大きな声で「痛い!」と叫んでみましょう。噛まれたら叫ぶを、何度も繰り返すうちに、子犬は「相手を咬む」という行動が、何の効果もないということを学習して、咬むのをやめるはずです。噛み癖は子犬の時期に学習させてやめさせましょう。

成犬になってから噛む場合は、子犬のときとは畭なり、愛情不足のためのストレスや運動不足のためのストレス(原因となるものをストレッサーと呼びますが、ストレッサーがない状態もまたストレスになるようです)、貴方の身を守ろうとする防衛本能など、ストレス(元々は物理学用語で、カナダのハンス・セリエ博士の論文により、医学用語としても使われるようになったそうです)や攻撃のための手段として噛み付きます。飼い主と犬との間に上下関係をきちんと確立して、犬よりも人間が上だということを理解させてください。

脱走や放浪の原因は、発情期や運動不足(ジョギング、ランニングが流行していますが、これまであまり運動していなかったのにいきなり長時間赭ったりすると、膝の故障などが起こってしまいます)、誰かにかまってもらいたかったり、遊びたかったりと言う場合もあるかもしれません。もしも脱走してしまったときや地震などの災害に備えて、首輪に名前や住所などを書いた名札をつけておくと安心です。また、運動不足(休日などにいきなりハードな運動を行うと、かえって体に負担をかけてしまいますから、徐々に運動量や負荷を増やしていきましょう)や遊びたくて脱走するいということは、日頃から飼い主が犬をしっかりかまってあげることで解消されるのです。